接触確認アプリ「COCOA」まだ必要?

2020年6月から運用が始まった厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策のスマートフォン向け接触確認アプリ「COCOA(ココア)」。みなさん利用されているのでしょうか?

厚生労働省のホームページによると、2021年8月20日時点で累計2964万件のダウンロード、陽性登録件数は2万9996件にとどまっています。デルタ株が猛威を振るっている現在では、(8月8日から8月23日までの)東京だけで1日に2400~5700人のあらたな感染者が毎日確認されているにも関わらず。

国からの要請もあって当初は地方自治体でも利用を勧めてきましたが、このところトーンダウンしているように見受けられます。大都市では事情が異なると思われますが、地方ではアプリ通知によって検査に至ったケースはわずかで、まして、これで陽性が判明した事例が少ないことも影響しているようです。

COCOAを巡っては昨年9月に陽性者との接触通知が届かない不具合が続いていたことが発覚したこと等もあって、ニュースで大きく報じられていたこともありました。

地方では陽性者と接触した人の場合、アプリからの通知前に、本人から連絡が入って濃厚接触者(の可能性がある)とわかり、それで検査を希望するパターンがほとんどです。

接触確認アプリCOCOAの強みは、本人が意識しない(顔と名前がわからない相手との)接触を把握できることにあります。

でも、そういった場面に身を置く機会が少ない人にとっては、この強みを実感しにくいものです。具体的にいえば、外出しない、移動に公共交通機関を利用しない、不特定多数の人とすれ違う/接触する機会が少ない人にとっては、「必要?」となりやすい。

かくいう私自身も、今はアプリそのものを入れておりません。
2021年4月からは、「リモートで対応できることはリモートで」というコロナ禍の方針もあって、ほぼ在宅でしか仕事をしておらず、移動はひとりでマイカーだけ。外出先は(病院とか近所のスーパーなど)非常に限られる。外出する場合は人流が少ない平日の午前中のみが基本の生活を送っています。

街に出て仕事をしていたときは「外食」も多かったので、COCOAを使っていましたけれど、今はそういう機会もありません。ワクチン接種が進み、緊急事態宣言が解除になって、また街に出ることになったら、COCOAを再びインストールすることにはなるでしょう。まずはそういう状況まで回復することを願っています。

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