日本企業のメールにCCが多いのはなぜ?


日本の大きな企業の中にいると、『メールの「CC」に上司や責任者を入れるのは常識ですよ』と、ドヤ顔で言い張る人がいたりするものですが、あれって一体何なんですかね?

末端の構成員が何でもかんでも上司や責任者をCCに入れてメールを送ったら、その上司や責任者のメールBOXはいっぱいになって、役職として本当に重要なメールが埋もれて見つけにくくなるだけで。そういうアシストする必要ある?と疑問に思うことは多いです。まずは当事者同士がやりとりをして、必要があるときだけCCを入れればよいのでは?

CCは「関係者の情報共有」という名目で行われていることが多いと思いますが、私から見ると、日本企業のそれは自己責任の軽減とかアリバイ作りという意味合いが強いように映るんですよね。むしろ上司と部下の信頼関係がないとか、自信のなさが表れているようで。一方的に「共有の宣言」をして上司にも報告してますよ的な形をとろうとする部下の自己防衛策?あとはCCに入れた人たちが私のバックについてます(ほかに仲間がいます)みたいな集団心理や数的優位のマウンティング、あるいは権威付けの意識から?

どうせやるなら、この場合はBCCを使えばいいのに…と思うこともしばしば。
最初の取引から社内の関係者を全員CCに入れたら取引先はビックリするわ!(顔も合わせていない知らない人がたくさん…)とか、クレーム対応のメールにCCたくさん入れちゃうの?(相手を威嚇する目的ですか?/相手にわざわざ複数のメールアドレス晒す必要ある?)など。

これらはたぶん単純に『メールの「CC」に上司や責任者を入れるのは常識』と覚えてしまったからなのかなーと。(BCCについては「告げ口」や「密告」みたいなイメージ持っている人、結構いるかも…)

あと、「自分がCCに入っているメールに返信をしていいのでしょうか?」と聞かれることがあったりするのですが、アリバイ作りや責任転嫁ではない、きちんと意味あるCCならば、必要に応じて遠慮せずに返信してもOKです。(その場合は「CCから失礼します」などと一言入れるとスムーズかな~)

なぜなら、CCは一種のメーリングリストですからね。
CCに入れておいて、「口出しされるのは困ります」みたいなことがあったら、「ああ、そういう人(会社)なんですね…」と、そっと距離を置いてもいいような気がします。。。

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