海外旅行用の格安SIMは得なのか


いまだに渡航先で旅行者向けのSIMカードを都度購入して使っています。ここ最近は台湾と香港(を拠点にして中国)への出張や旅行が多いので、現地に到着したら必ず「SIMカード(通信手段)を確保する」というタスクとかミッションが定常作業化しておりまして、このための時間確保が「ちょっともったいないな…」と思い始めています。

写真左側の台湾・中華電信の旅行者向けSIMカードの価格は日本円に換算して7日間で1800~1900円(NT$500)、写真右側の香港・CSLのツーリストSIMカードの価格は5日間で1200~1300円(HK$88)です。日本国内の空港などで海外WiFi用のルーターを借りるよりも割安なのですよね…。

より確実に海外で自分のスマートフォンを使えるようにしたい、そもそも渡航先でスマートフォンを使えるようにする設定に自信がない、とにかく時間や労力をかけず、現地で(ストレスなく)すぐにスマートフォンを使えるようにしたい方にはニーズある商品だと思います。空港などで海外WiFi用のルーターを借りるというのは。だって(基本的に)現地へ到着したら電源スイッチをONにするだけで済みますから。サービスとしてはとても魅力的です。

【海外WiFiの代表的なサービス】

2016年の春あたりから、日本国内各社からネットも通話も可能な(日本人の海外旅行者向け)海外SIMが販売開始されています。海外WiFi用のルーターは便利だけど、旅行の荷物が増えるのちょっと…という方にはよいかもしれません。
海外SIMカードの有効期間は、利用開始から一定期間(多くは12ヵ月間)の設定があるため、再渡航で利用しても電話番号が変わりません。渡航しなくても、その期間中に1回でもチャージをすれば海外SIMカードの有効期間の延長できますから、これも非常に魅力ある商品サービスだと思います。

【海外SIMの代表的なサービス】

海外旅行用のWiFiレンタルと格安SIMは、一体どのサービスがお得なの?を考えると、渡航先での通信量が多く、滞在期間が長い人(または渡航の回数が多い人)であれば、海外WiFiレンタルするよりも、海外SIMカードを専用で作って利用したほうが通信料金の節約にはなるでしょう。
それに対して、滞在期間が短く、海外旅行の回数も年間で数えると多くない人は、海外WiFi用のルーターを都度レンタルしたほうがラクかな…と思います。というのは、海外SIMカードは初期導入コストが意外とかかります。

これを言い表せば、まるでLCC(格安航空会社)のサービスのよう。旅慣れた人が利用するには、「選べて格安になる」よいサービスですが、そうでない人たちには、融通のきかないストレス度が高いもの、になるかもしれません。あれもこれも…と、利用方法・できることを限定せず、オプションを広げてしまうと「格安」ではなくなります。(もう、普通のでいいじゃん的な)

私がいまだに渡航先で旅行者向けのSIMカードを都度購入して利用してしまうのは、価格の安さもありますが、海外でもスマートフォンでのデータ通信を思う存分、使えるようにしておきたい、ということなのでしょうね。(とか言いつつ、実は私、スマートフォンの電源は常にOFFで、使う時にだけ電源をONにする人なのではありますが)

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